iOS/iPhone/iPad/watchOS/tvOS/MacOSX/Android プログラミング, Objective-C, Cocoa, Swiftなど
GitHubで公開されているオープンソースなコードを利用する際、修正が必要になった場合の対応方法として、Upstream開発の手順を説明する。
Upstream開発とは、簡単に説明すると、修正内容を本家にpull requestを投げて取り込んで貰い、独自に手を加えてしまった結果、本家から枝分かれする状況を避ける方法だ。
利用しているOSSへの貢献にもなるので、一石二鳥とも言える。
GitHubで本家から自分の領域にforkする。
理由は、本家のリポジトリは普通はpush権限がないので、修正は自分のリポジトリに対して行う。
_ 自分の作業領域にcloneする
$ git clone git@github.com:murakami/cocos2d-x.git
$ cd cocos2d-x
forkしたリポジトリで修正作業を行うのでなく、別に内部のリポジトリが存在する前提で、本家と内部のリポジトリをリモートに設定する。
その理由は、後で分かる。
$ git remote add upstream git@github.com:cocos2d/cocos2d-x.git
$ git remote add bitz ssh://git@git.bitz.co.jp/bitz/cocos2d-x.git
$ git remote
bitz
origin
upstream
設定されていることを確認。
$ git fetch upstream
$ git pull upstream ブランチ名
$ git push origin ブランチ名
$ git fetch bitz
$ git checkout -b feature/修正ブランチ名
$ git cherry-pick XXXXXX
$ git push origin feature/修正ブランチ名
GitHubのforkしたリポジトリのPull reqestsで、本家のブランチに対してPull requestが作成する。
forkしたブランチは公開されているものなのと、余計なログで汚れていないことが望ましいということで、forkしたブランチで開発作業を行うのは避けたほうがいい。