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Cocoa練習帳

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2022-04-17 [何の話ですか?ーシステム開発の人間学]助っ人の法則

自分でも理由がうまく説明できないことに、助っ人の手助けを受け入れてもらうことが少ないという現象がある。
システム開発の現場でも具体的な事例を説明する。

  • 人手が足りない。今のチームのメンバーでは期限までにある機能を開発することは難しい。そこで、外部の人間に対応を委ねた。外部の人間が作った部分は、異端モジュールとして扱われ、長期プロジェクトの場合、メンバーが大幅に入れ替わったしても、入れ替わったメンバーは我々のモジュールでないと保守を避ける態度を示す。
  • 組織内ライブラリを開発する専用のチームを用意して、組織内むけフレームワークを開発した。その後、専用チームは開発し、フレームワークの保守を利用チームに委ねたが、我々のものでないので分からないので保守できないと抵抗される。

この事象と似たものとして、引き継ぎは去る人間の努力(ドキュメント作成や引き継ぎ説明会の開催)より、引き継ぐ人間の努力が引き継ぎがうまくいくかの結果を決める。というのがある。

助っ人の成果は何故、受け入れられないのだろうか?

成果物が既存物のと形式(ドキュメントが置かれている場所や、書き方)等が異なる。これはチームメンバーが入れ替わって、当時を知らないメンバーでも受け入れを拒む理由の一つになっているのだろう。

また、そもそも人は責任を置いてくないので、少しでも担当を拒みたい要素があるものに対しては激しく抵抗するということか?

何か問題が発生した場合、安易に外部のメンバーを一時的に投入したくなるが、その後の保守で苦労するということは気に留めておいた方がいいと考えられる。また、基盤要素を担当する専用チームを用意することは効率的と思ってしまうが、最後まで専用チームを維持する覚悟が組織にあるかも大事だと思う。

ただ、専用チームは趣味に走る可能性があるので、維持したくなくなる気持ちはわかるが。


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